図書館で働く

図書館の仕事と聞くと、ひたすら何の面白みもない用紙に情報を記入したり、書棚のホコリをはらうといったつまらない仕事と若い人たちはお考えかもしれません。ところが実際はそうではありません。もちろん司書の仕事にはすべての貸し出し本を管理し、会費を徴収し、館内全体を整理整頓しておくことも含まれます。しかし、司書の仕事では、実に多彩で興味深い人々に出会うことができます。

利用者の中には海外から帰還したばかりの兵士もいれば、医者やエンジニアもいます。定期的に図書館を訪れるスキューバダイバーもいます。そして、利用者の多くに共通しているのは、限りない好奇心と探求への情熱で、新しいことを学んで様々な問題に関する視野を広げたいと思っている人ばかりです。そのような人々と出会う環境にいると、めったに退屈することはありません。また、来館者が私のところへやって来て、次に何を読んだらよいかアドバイスを求められることがあります。

私は常に素晴らしい本のタイトルをいくつか頭に入れてあるのですが、本を推薦する前にその人について少し教えてもらうようにしています。興味の対象、仕事に費やしている時間、家にいる時の忙しさなどを聞いていくうちに、会話が止まらなくなることも多々あります。そうこうしているうちに友達のように相手を理解できるようになり、一番刺激を与えられるような本をいくつか紹介できるようになります。当ブログでも、たとえ読者の皆さんと実際に顔を合わせたことはなくても、皆さんの読書への意欲を刺激することができれば嬉しく思います。月に1、2冊本を読むと、皆さんの生活は劇的に向上します。ですから、ぜひこれからも読書を続け、エキサイティングな本の世界にとっぷりと浸ってください!