寝かしつけ前に絵本を読みたいけれど、どんな本を選べばよいか、毎晩最後まで読まないといけないのか、迷うことはありませんか。
寝かしつけ絵本は、子どもをすぐ眠らせるための道具ではありません。親子で一日の終わりをゆっくり切り替える時間として使うと、続けやすくなります。
寝かしつけ絵本は、眠るための『合図』にする
眠る直前は、内容をたくさん理解させたり、感想を聞き出したりする時間でなくても大丈夫です。ページを数枚だけ読む、同じ本を繰り返す、子どもが好きな場面で終えるなど、家庭に合う短さで続けることを優先しましょう。
文部科学省も、乳幼児期から発達段階に応じて読書に親しむ環境をつくり、家庭で読み聞かせや一緒に本を読む工夫をすることの大切さを示しています。寝る前も、その日の反応に合わせて親子で本に触れる一つの時間として考えると、無理がありません。
1歳ごろは、短い繰り返しと『おやすみ』の言葉
1歳ごろは、物語を最初から最後まで追うより、絵を指さす、音や繰り返しを楽しむ、知っているものを見つける読み方が合いやすい時期です。寝る前は、ページ数が少なく、声の調子を落として読める本を一冊決めておくと、毎晩選び直す負担も減らせます。
子どもが途中でページを戻したり、本を閉じたりしても失敗ではありません。『ここが好きなんだね』『今日はここまでにしようか』と受け止めて、眠る支度へつなげましょう。
1歳の選び方
- 絵が大きく、見開きで内容がつかみやすい
- 同じ言葉や音がくり返される
- 怖い場面や展開の多い話より、見慣れたものが出てくる
2歳ごろは、子どもが選んだ一冊を何度も読んでよい
2歳ごろは、『もう一回』やお気に入りの場面へのこだわりが強くなることがあります。寝る前は新しい本を次々に試すより、子どもが自分で持ってきた一冊を短く読むほうが、気持ちを切り替えやすい日もあります。
会話を広げるなら、質問は一つだけで十分です。『この子もねんねかな』『次はどうなるかな』と軽く声をかけ、答えがなくても読み進めましょう。興奮してきた日は、絵を眺めるだけで終えても大丈夫です。
2歳の選び方
- 子どもが言葉をまねしやすい、リズムのある文章
- 日常の眠り、家族、動物など、見通しを持ちやすい題材
- 一度に長く読めなくても、好きな場面から楽しめる構成
眠れない夜に、絵本へ『効き目』を求めすぎない
絵本を読んでも眠れない日や、途中で遊び始める日はあります。絵本が合わないと決めつけず、照明、入浴後の流れ、昼寝、体調なども含めて、その日の様子を見てください。眠りにくさが続いて保護者がつらいときは、絵本だけで抱え込まず、夜泣きや生活リズムの記事、健診やかかりつけ医などへ相談先を広げましょう。
寝かしつけ絵本は、眠りを約束するものではありません。読めない日があっても、親子が少し落ち着ける方法を探す一つとして使えば大丈夫です。
年齢や悩みにあわせて、次に読むページ
- 1歳の発達・知育ガイド:1歳ごろの言葉・遊び・絵本をまとめて見たいときに。
- 2歳の発達・知育ガイド:2歳ごろのイヤイヤ期や言葉の発達も含めて考えたいときに。
- 絵本の読み聞かせ効果とコツ:寝る前に限らず、家庭で続けやすい読み方を確認したいときに。
- 夜泣き対策まとめ:夜泣きや生活リズムそのものが気になるときに。