子どもが生まれると、毎月の育児費用、将来の教育費、保険の見直しなど、お金の不安が一気に増えることがあります。
学資保険は選択肢のひとつですが、家庭によって合う方法は異なります。
この記事は一般的な情報です。保険や資産形成の判断は、家計状況、契約条件、リスク許容度によって変わります。必要に応じて専門家へ相談してください。
育児費用でまず見える化したい項目
| 項目 | 主な内容 | 見直しポイント |
|---|---|---|
| 日用品 | おむつ、ミルク、離乳食、衣類 | 毎月の固定費として把握する |
| 初期費用 | ベビーカー、寝具、チャイルドシート | 一度に買わず優先度を分ける |
| 医療・予防 | 通院、薬、任意接種 | 自治体助成と自己負担を確認する |
| 保育・教育 | 保育料、園用品、習い事 | 数年後の支出も見込む |
| 将来資金 | 進学費、受験費、引っ越し | 児童手当や貯蓄の使い道を決める |
教育費の相場を数字で見る
学資保険や貯蓄を考えるときは、まず「どのくらい必要になりそうか」をざっくり置くと考えやすくなります。
文部科学省の「令和5年度 子供の学習費調査」では、保護者が1年間に支出した子ども1人あたりの学習費総額として、次のような目安が示されています。
| 学校種 | 公立の目安 | 私立の目安 |
|---|---|---|
| 幼稚園 | 約18.5万円/年 | 約34.7万円/年 |
| 小学校 | 約36.7万円/年 | 約174.2万円/年 |
| 中学校 | 約54.2万円/年 | 約156.0万円/年 |
| 高校(全日制) | 約59.7万円/年 | 約117.9万円/年 |
これは平均の目安なので、地域、園や学校、習い事、受験の有無で大きく変わります。
それでも「小学校までは毎月の支出で吸収しやすいか」「中学・高校で塾や受験費が増えたときに備えるか」のように、家計の見通しを立てる材料になります。
児童手当を積み立てるといくらになる?
児童手当は、教育費準備の土台として考えやすいお金です。
こども家庭庁の案内では、児童手当は3歳未満が月15,000円、3歳以上から高校生年代までは月10,000円、第3子以降は月30,000円とされています。
| 積み立て例 | 金額のイメージ | 考え方 |
|---|---|---|
| 0〜3歳未満 | 月15,000円 | 使わず残すと、年間18万円のペース |
| 3歳以降 | 月10,000円 | 年間12万円のペース |
| 18歳まで全額を残す例 | おおよそ200万円前後 | 大学・専門学校前のまとまった支出に回しやすい |
もちろん、児童手当を生活費や保育費に使うこと自体が悪いわけではありません。
大切なのは、毎月の家計で使う分と、将来のために残す分をあらかじめ分けておくことです。
たとえば「児童手当は半分だけ残す」「ボーナス月に不足分を足す」「高校入学までに100万円、大学入学前までに200万円を目標にする」のように、家庭に合う形で十分です。
学資保険を考えるときの見方
学資保険は、将来の教育費を準備するための方法のひとつです。
返戻率だけでなく、払込期間、受取時期、途中解約時の条件、保障内容を確認する必要があります。

教育費準備は、商品名よりも先に「いつ、いくら必要になりそうか」「毎月いくらなら無理がないか」を整理する方が安全です。
学資保険以外の準備方法
教育費は、学資保険だけで準備する必要はありません。
預貯金、児童手当の積み立て、つみたて投資、保険の見直しなど、家庭に合う方法を組み合わせる考え方もあります。
| 方法 | 向いている家庭 | 注意点 |
|---|---|---|
| 預貯金 | 元本を減らしたくない家庭 | 増えにくい |
| 学資保険 | 強制的に積み立てたい家庭 | 途中解約条件を確認する |
| つみたて投資 | 長期で増やす可能性を取りたい家庭 | 元本割れリスクがある |
| 保険見直し | 毎月の固定費を整えたい家庭 | 必要保障を削りすぎない |
相談前に整理しておくこと
よくある質問
学資保険は必ず入った方がいいですか?
必ずではありません。
貯蓄が苦手な家庭には合う場合がありますが、預貯金や投資の方が合う家庭もあります。
児童手当は教育費として貯めるべきですか?
可能なら将来資金に回すと助けになります。
ただし、現在の生活費が苦しい場合は、無理に全額貯めるより家計全体を整える方が先です。
無料相談は使っても大丈夫ですか?
使う場合は、提案された商品をその場で決めず、手数料、保障内容、途中解約、代替案を比較してください。
複数の商品や方法を比較し、家計に無理がないかを見ることが大切です。
教育費は保険だけで準備しなくてよい
子どものお金を考えると、学資保険を最初に思い浮かべる家庭は多いです。
ただ、教育費の準備方法は学資保険だけではありません。預貯金、児童手当の積立、NISA、定期預金、保険を組み合わせて考える家庭もあります。
| 方法 | 向いている家庭 | 注意点 |
| 預貯金 | 元本を減らしたくない | 増える力は小さい |
| 学資保険 | 強制的に積み立てたい | 途中解約で元本割れすることがある |
| NISAなど | 長期で運用も考えたい | 価格変動がある |
| 保障性の保険 | 親に万一のことがある場合も考えたい | 貯蓄目的だけで見ると割高なことがある |
まず決めたい3つの金額
商品名を見る前に、家庭内でざっくり決めたいのは、毎月いくらなら無理なく続けられるか、いつ使うお金か、万一の保障をどこまで必要とするかです。
- 毎月の積立上限
- 高校・大学など使う時期
- 親の死亡・病気への備えを含めるか
比較するときのチェックポイント
返戻率だけで選ぶと、途中解約や支払い停止が必要になったときに困ることがあります。
家計に波がある家庭では、数年後も続けられる金額か、急な出費があっても生活費を圧迫しないかを先に見たほうが安心です。
この記事は一般的な整理です。具体的な契約や投資判断は、家庭の収入、貯蓄、保障状況によって変わります。契約前には公式資料と重要事項説明を確認してください。
mi-teでの考え方
mi-teでは、育児中の家庭が不安で急いで契約しすぎないように、まずは教育費の時期と家計の余白を整理する考え方を重視します。
子どもの将来のためのお金は大切ですが、今の生活が苦しくなりすぎる積立は長続きしにくいからです。