1歳5ヶ月になっても言葉がなかなか増えず、言っていることは分かっていそうなのにと気になることがありますよね。周りと比べて焦る前に、言葉の数だけでは見えない普段のやりとりを一度整理してみましょう。
この時期は、理解しようとする様子、指さしや身ぶり、まねっこ、好きなことを大人と分け合う様子も、子どもの気持ちを知る手がかりになります。この記事は診断のためではなく、家庭で見えたことを相談先へ伝えやすくするための目安です。
できる・できないで子どもを比べる必要はありません。気になる場面を短くメモし、心配が続くときは健診や自治体の子育て相談、かかりつけ医へ伝えてください。
言葉が増えないと感じるときに、数と一緒に見たいこと
短い言葉やいつもの流れに反応するか
「靴をはこう」「おむつを持ってきて」のような、日常でくり返す短い言葉に、目を向ける、体を動かす、表情で嫌だと伝えるなどの反応があるかを見ます。毎回同じようにできるかではなく、どんな場面なら伝わりやすいかを大切にします。
指さしや身ぶりで気持ちを伝えようとするか
欲しい物へ手を伸ばす、大人の手を引く、見つけた物を見せるなど、言葉以外の伝え方があります。子どもの視線の先を一緒に見て、「わんわんいたね」と短く返すと、やりとりが続きやすくなります。
まねっこや、好きな遊びのくり返しがあるか
拍手、歌に合わせた動き、電話のまね、車を走らせる音などは、親子で気持ちを合わせる入口です。上手に言わせることを目標にせず、子どもが選んだ遊びに大人が加わる時間を作ります。
家庭では、短く返して少し待つ
子どもの注目に言葉を添える
窓の外を見たら「バスが来たね」、コップを持ったら「お水だね」と、見ていることを短く言葉にします。質問を重ねたり、言わせ直したりせず、大人が言葉にしてから次の反応を待ちます。
選ぶ場面を二つまでにする
食事や遊びで「りんごとバナナ、どっちにする?」のように二つだけ示し、見る、手を伸ばす、首を振る反応を待ちます。反応がない日は選択肢を減らし、楽しい時間のまま終えます。
絵本は、子どもが指したものを一緒に見る
最後まで読むことより、開きたがるページや指した絵に合わせます。「ぞうさんだね」と返して少し待つだけでも、親子の往復になります。絵本の読み聞かせを親子のやりとりにするコツも、生活に無理なく取り入れる参考にしてください。
相談するときは、気になった場面を伝える
心配が続くときは、次の健診まで一人で抱えずに相談して大丈夫です。名前を呼んだときの反応、聞き慣れた言葉への様子、指さしや身ぶり、気になる場面を数行でメモしておくと、保健師や医師に伝えやすくなります。
聞こえ方が気になる、呼びかけへの反応が気になる、できていたやりとりが減ったと感じるなど、言葉以外にも心配が重なる場合も、普段の様子を早めに伝えます。
1歳5ヶ月の全体像と、次に読みたい記事
歩く・遊ぶ・食事など、この月齢の全体像は生後17ヶ月(1歳5ヶ月)の発達・遊び方まとめにまとめています。言葉の遅れが心配なときの相談の目安は1歳・2歳で言葉が遅いと感じるときの見方、指さしや目線のやりとりを見たいときは指さしが少ないときに家庭で見たいことを読んでください。
よくある質問
理解しているようなら、相談は必要ありませんか?
理解しているように見えることは、普段の様子を考える大切な材料の一つです。ただし、心配が続くときは言葉の数だけで結論を急がず、反応やしぐさも含めて相談先へ伝えます。
言葉を言わせる練習をした方がよいですか?
練習を急ぐより、子どもの注目に大人が気づき、短い言葉で返すやりとりを重ねます。負担になる日は、遊びや生活の自然なやりとりに戻します。