絵本を見ても指差しをしないと、『興味がないのかな』『発達が遅れているのかな』と心配になることがあります。指差しだけで決めつけず、絵本の場面でどんな反応があるかを一緒に見ていきます。
視線が絵に向く、手を伸ばす、声を出す、大人の顔を見るなど、伝え方は一つではありません。
指差し以外に見たい4つの反応
絵を見る時間があるか
一瞬でも特定の絵に目を止めるか、ページを戻したがるかを見ます。指を使わなくても、視線の動きは本への関心を知る手がかりになります。
手を伸ばす・たたく・めくるか
絵を指さす代わりに、ページをたたく、両手で本を持つ、気になるページをめくることがあります。安全に配慮しながら、どの動きが多いかを記録します。
声や表情が変わるか
好きな絵で声が出る、笑う、体が止まるなどの変化があれば、絵本を介した反応の一つです。大人が同じ言葉を返すと、やり取りが続きやすくなります。
大人と絵を共有しようとするか
絵を見たあとに大人の顔を見る、本を持ってくる、声を出して呼ぶなど、共有の仕方を見ます。場面ごとの違いも手がかりになります。
家庭で試せる声かけ
大人が指を添えて『ここにいるね』と短く言い、子どもが見た場所で止まります。指差しを促す練習にせず、見ているものを一緒に楽しむ形にします。
ページを急いでめくる日は、好きな見開きだけで終えても構いません。眠気や空腹、周囲の音でも反応は変わるため、条件を変えて比べます。
心配が続くときの記録
日付、見た本、視線や手の動き、声や表情、大人の声かけへの反応を一行ずつ残します。動画を撮る場合は、家庭内の確認用にとどめ、相談先の案内に従います。
月齢ごとの日常の見方は1歳の発達・遊び方まとめ、読み聞かせの具体的な関わり方は絵本の読み聞かせ効果とコツも参考にできます。
発達について不安が続く場合は、自治体の乳幼児健診や相談窓口で、記録を見せながら相談してください。参考:厚生労働省の母子保健情報。