絵本を歌うように読むと楽しそうですが、毎回うまく声をつける必要はありません。大切なのは、子どもが見ている絵や聞いている音に、大人が無理なく応じることです。
声の高さや速さを変える前に、普段の声で一文を読むところから始めます。
歌うように読むときの基本
くり返しだけ少しリズムをつける
同じ言葉が続く場面では、一定の速さで短くくり返します。メロディーをつけるより、言葉の区切りが分かる読み方を意識します。
擬音は子どもの反応に合わせる
動物の声や乗りものの音を少し大きく読む方法があります。驚いた表情をしたら音量を下げ、笑ったり近づいたりしたら同じ音をもう一度返します。
静かなページは声を休める
すべてのページをにぎやかに読むと、絵を見る時間が短くなることがあります。声を止める、間を置く、絵を見て待つことも読み聞かせです。
年齢で変える声のつけ方
0歳は、顔を見せながらゆっくり短く読みます。声の変化を大きくしすぎず、赤ちゃんが見ている絵と声が重なるようにします。
1歳ごろは、好きな言葉をまねしたり、音に合わせて体を動かしたりすることがあります。子どもの声を受けて、大人が同じ音を返すとやり取りにしやすくなります。
2歳ごろは、先の言葉を待つ、問いかけを一つだけ置くなど、子どもが参加できる間をつくります。答えを急がず、ページを見ている時間を尊重します。
歌い方に正解を求めすぎない
保護者が疲れている日は、普通に読むだけで十分です。声をつけた日と普段の読み方で、子どもの視線、声、ページをめくる様子がどう違ったかを簡単に比べると、家庭に合う方法が見つかります。
読み聞かせの効果を断定せずに考える視点は絵本の読み聞かせ効果とコツ、月齢別の関わり方は1歳の発達・遊び方まとめで確認できます。
参考:東京都立図書館の読み聞かせ資料。声の大きさや時間は、子どもの様子と家庭の環境に合わせて調整してください。