寝る前に絵本を開いたら、赤ちゃんが急に声を出したり、ページを何度もめくりたがったりして、かえって目が冴えたように見えることがあります。せっかくの習慣をやめるべきか迷う夜もありますよね。
0〜1歳では、最後まで読むことより、親子で落ち着ける短い時間にすることを優先して大丈夫です。その日の様子に合わせて、一見開きで閉じる日があっても問題ありません。
眠りにくさが続くときは、絵本が悪いと決めつけず、明るさ、遊びの切り替え、体調なども一緒に見ます。心配な症状や生活への負担が強いときは、小児科や地域の相談先へつなげてください。
まずは「一冊で閉じられるか」を目安にする
寝る前の冊数に、すべての家庭に共通する正解はありません。赤ちゃんが絵を見たり、大人の声を聞いたりして落ち着いているなら、短い一冊を読んで終える流れを試します。
もう一冊を強く求めて声や動きが増え、寝る支度から離れていくようなら、その夜は「今日はここまで」にして構いません。本を取り上げて責めるより、閉じた本をそばに置いて、抱っこやいつもの寝る前の言葉へ移ります。
0〜1歳で試しやすい短い読み方
一見開きだけ、好きな絵を指さす
物語を進めなくても、赤ちゃんが目を向けた顔や色を一つ見て、「くまさん」「おつきさま」と短く声に出すだけで十分です。ベネッセも、赤ちゃんのころは読み聞かせを大人の声を受け取る時間として捉える考え方を紹介しています。
声の大きさを上げず、くり返しは一度だけ
笑わせようとして声色や動きを大きくすると、楽しくなりすぎる日もあります。夜は昼と同じ読み方にこだわらず、好きなことばを一度くり返したら、静かにページを閉じます。
読めなかった日は、習慣が崩れた日ではない
泣いている、眠そう、遊びが止まらないなど、その日の状態で絵本を開かない選択もあります。読み聞かせを続けることと、毎晩必ず最後まで読むことは別です。翌日に機嫌のよい時間でまた楽しめます。
興奮したときに切り替える流れ
- 一度だけ区切る:「ここまで読んだね」と短く伝えて本を閉じます。
- 寝る合図へ戻る:部屋を暗くする、抱っこする、いつもの一言をかけるなど、家庭の流れに戻します。
- 翌日に持ち越す:気になったページは翌日の明るい時間に開きます。
絵本の途中で終えることは失敗ではありません。赤ちゃんが眠る前に気持ちを切り替えやすい形を、親子で探すための試し方の一つです。
0歳の絵本を、反応に合わせて選ぶ
反応が見えにくい日には赤ちゃんが絵本に反応しないときの続け方、顔やくり返しのことばを楽しみたいときは『いないいないばあ』の紹介ページ、短いリズムを一緒に味わいたいときは『だるまさんが』の紹介ページへ進めます。読み聞かせを毎日の中に置くコツは絵本の読み聞かせ効果とコツで確認できます。
よくある質問
寝る前に絵本を読んだら必ず興奮します。やめた方がよいですか?
必ずやめる必要はありません。まずは時間を短くし、一冊または一見開きで終える形に変えてみます。続けて興奮が強い日は、日中へ移すことも一つの方法です。
眠る前に何冊読むのがよいですか?
冊数より、親子が無理なく区切れることを優先します。0〜1歳では、赤ちゃんの反応を見ながら短い一冊から始めると続けやすくなります。
参考情報:ベネッセ教育情報サイト「読み聞かせで育つこころ」、赤ちゃん成長ナビ「赤ちゃんが寝る時におすすめの絵本とは」、絵本文化推進協会「おやすみ絵本おすすめ」