絵本を開いても、子どもが途中で離れたり、別のページへ進んだりすることがあります。眠気、空腹、周囲の音、動きたい気分など、その日の条件はさまざまです。最後まで読めないことだけで、絵本への興味を判断しないようにします。
途中で閉じたら失敗ではありません。一見開き、好きな絵、短い声かけで終える読み方を用意します。
短く読む3つの方法
一見開きで区切る
最初から最後までを目標にせず、一見開きの絵を見て終えます。次に開くページを子どもが選んでも構いません。
声かけは一つにする
『赤いね』『ここにいるね』など一言に絞り、答えや反応を急いで求めません。
閉じる合図を肯定する
本を閉じる、立つ、視線を外すときは、『またあとで』と区切ります。追いかけて続きを読ませません。
次の選び方
同じ本を選ぶときはくり返しを楽しむ方法、反応を記録するなら読み聞かせメモへ。
読み聞かせの年齢別資料は東京都立図書館の案内も参考にし、絵本の反応だけで発達を判定しないようにします。
途中で離れた後の切り替え方
子どもが離れたら、ページを閉じて別の遊びへ移るか、同じページだけもう一度見るかを大人が選びます。戻ってくるよう促し続けず、次に本を開く時間を残します。
動きたい時間は一場面で終える
食事前や外出前のように動きたい時間は、見開きの絵を一つ見て『またね』で閉じます。読む時間を伸ばすより、終わりを予測できる形にします。
反応が薄い日は条件を書く
眠気、空腹、周囲の音、場所、読む人の声量を一つだけ記録します。反応が薄かった理由を子どもの興味のなさと決めず、別の時間に同じ本を開いて比べます。
何度試しても負担が強いときは、読み聞かせを休む選択もあります。本を最後まで読めたかだけで、子どもの様子を判断しません。