絵本の読み聞かせを始めると、『1日何冊読めばよい?』と目安を探したくなります。家庭の時間や子どもの反応は毎日違うため、冊数だけで良し悪しを決めるより、短くても続けられる形を作るほうが実践しやすいです。
冊数に唯一の正解はありません。1冊の一部、好きなページだけ、数分の読み聞かせも家庭の記録に残せます。
冊数より先に決める3つのこと
終わりの合図を作る
眠そうになる、離れる、閉じるなどの合図を見たら、『また読もうね』で終えます。読了冊数を増やすために追いかけません。
同じ本を数に重ねる
同じ本をもう一度選んだら、新しい冊数として競うのではなく、くり返しを楽しんだ記録にします。
読む人の負担を確認する
声を出しにくい時間は、絵を一緒に見るだけでも構いません。親が続けられる長さにします。
家庭で試す記録の形
日付、読んだ時間帯、本の名前、反応を一つだけ書きます。冊数が多い日より、何日続けやすかったかを見返します。
具体的なメモは読み聞かせメモ、途中で離れるときの工夫は最後まで読まないときへ。
読み聞かせの基本資料は東京都立図書館の案内、子育て全体の公的情報はこども家庭庁で確認できます。
冊数を決めるときの家庭別の考え方
外出前は一見開き、夕食前は一冊、寝る前は好きなページだけというように、場面ごとに長さを決めると続けやすくなります。『何冊』を一日共通のノルマにせず、時間と親子の状態で切り替えます。
読める日と読めない日を分ける
機嫌がよく時間のある日は複数冊、忙しい日は表紙と一場面だけでも構いません。読めなかった日を取り戻すために翌日の冊数を増やす必要はありません。
数字より見返したい反応
冊数の横に、目線が止まったページ、指差し、声、閉じたタイミングのどれかを添えます。これなら、冊数が少ない日でも次に選ぶ本の手がかりが残ります。
読み聞かせの案内は家庭の状況に合わせて読み替えます。年齢表示や冊数だけで子どもの発達や親子関係を評価しないことが大切です。