1歳5ヶ月ごろは、絵本を最初から最後まで聞く日もあれば、気になったページだけを何度も開く日もあります。読めた量よりも、子どもが見つけたものに一緒に気づけたかを目安にすると、選ぶときも読むときも気が楽になります。
この時期の絵本は、ことばを教えるためだけのものではありません。指さし、まねっこ、ページを戻す動きも、親子で同じものを見る時間の一部として受け止められます。
最後まで読めなくても大丈夫です。好きな見開きで笑えた、指さしたものに短く返せたなら、その一冊は十分に親子の時間になっています。
1歳5ヶ月の絵本は、反応から選ぶ
年齢表示は選ぶときの入り口になりますが、それだけで決める必要はありません。今よく指さすもの、くり返したがる音、生活のなかで気になっている場面を手がかりにすると、その子に合う一冊を見つけやすくなります。
指さしたものを見つけやすい絵
動物、食べ物、乗りものなどが大きく描かれ、見つけたものを指さしやすい本は、短いことばのやりとりにつなげやすいです。答えを急がず、子どもの指や目線を見てから「ねこだね」のように短く返します。
まねしたくなる音やくり返し
同じ言葉や音がくり返される本は、本文どおりに読まない日にも使えます。子どもが出した声をまねして返すだけでも、絵本を介した会話になります。正しく言わせようとする必要はありません。
毎日の場面につながる題材
食事、おふろ、散歩、寝る前など、家庭でよくある場面の本は、読み終えたあとに日常へ戻りやすいのがよさです。「本にもあったね」と一言つなぐくらいで十分です。
親子で続けやすい読み方
- 一冊を短く読む:途中で閉じても、好きなページだけ見ても構いません。
- 子どもの反応を少し待つ:大人が説明を続ける前に、目線や指さし、声を待ちます。
- 同じ本を何度も読む:飽きずに戻る本は、その時期の好きな入口です。新しい本へ急いで替えなくても大丈夫です。
東京都立図書館も、0歳から1歳の読み聞かせは年齢で始めどきを決めず、子どもが興味を示さないときは次の機会を待つ考え方を案内しています。絵本を親子のやりとりの一つとして置くと、続ける負担を減らせます。
1歳5ヶ月の発達ページと一緒に見るとき
遊び方や生活の変化も含めて月齢の様子を整理したいときは1歳5ヶ月の発達・遊び方まとめへ。1歳全体から本を探し直したいときは1歳におすすめの絵本まとめも役立ちます。
読み聞かせの時間を短くするコツは絵本の読み聞かせ効果とコツ、夜に読む一冊を選びたいときは寝かしつけ絵本の選び方にまとめています。
よくある質問
同じページばかり見たがります。先へ進めたほうがよいですか?
同じページに戻ることがあっても大丈夫です。気に入った絵や音を一緒に見てから、子どもが次をめくりたそうなら進みます。
絵本を持ってきても、すぐ別のことを始めます
一冊を読み切ることを目標にせず、表紙を見た、指さした、ひとことやりとりしたところで終えても構いません。絵本が嫌な時間にならない長さを家庭ごとに探します。
参考情報:東京都立図書館「家庭での読書について教えてください<0歳から1歳>」、子ども読書の情報館「はじめてみませんか 絵本の読み聞かせ」