1歳ごろになると、散歩中に見かけたバスや車を指さしたり、音まねをしたりすることがあります。乗りもの絵本は、外で見つけたものと本の中の絵をつなげやすく、親子でことばをやりとりするきっかけになります。
ただし、1歳の絵本時間は、最初から最後まで静かに聞くための時間ではありません。ページを行ったり来たりする、好きな車だけ見る、何度も同じ音を言いたがる日があっても大丈夫です。
「読めたか」よりも、「これ見たね」「バスだね」と一緒に気づけたかを大切にすると、親子ともに続けやすくなります。
1歳の乗りもの絵本は、好きな反応から選ぶ
乗りものが好きといっても、子どもによって気になるところは違います。車輪をじっと見る子もいれば、走る音が好きな子、バス停や信号のような場面に反応する子もいます。まずは、その子が指さすものや声を出す場面を手がかりにします。
絵が大きく、見つけやすい
一つの見開きに情報が詰まりすぎていない本は、気になった乗りものを見つけやすいです。見つけたときに「赤いバスだね」のように短く返せば十分です。説明を増やしすぎる必要はありません。
音やくり返しを一緒に言える
『ぶーぶー』『がたんごとん』のように、まねしやすい音やくり返しがあると、本文どおりに読まない日にも楽しめます。子どもの声に合わせて一度待つと、やりとりになりやすいです。
外で見たものへつなげられる
絵本で見たバスや電車を、散歩の途中で見つけたら「本にもいたね」と声をかけます。本を教材のように使い切ろうとせず、日常の発見を一緒に喜ぶ入り口にします。
読み聞かせを短く終えるコツ
- 最初の一冊は短く:好きな見開きだけで終えても構いません。
- 指さしを待つ:大人が先に答えを言い続けず、目線や指の動きを少し待ちます。
- 音をまねする:子どもが出した音に同じ音で返し、正しく言わせようとしません。
- 眠る前は刺激を減らす:盛り上がる本を何冊も続けず、短く閉じて「おやすみ」の流れをつくります。
遊びたい気持ちが強い日は、乗りもの絵本を読まない選択も自然です。読むことを嫌な時間にしないために、その日の様子で短く切り上げます。
乗りもの好きから、絵本の幅を広げる
好きなテーマが見つかったら、次に動物、食べ物、生活の場面などを一冊だけそばに置いてみます。最初から興味を広げようと急がず、乗りものの本を安心できる入口にすると選びやすくなります。
年齢に合う本をもう少し広く探すなら1歳におすすめの絵本まとめ、親子のやりとりを続けるコツは絵本の読み聞かせ効果とコツ、夜に読む一冊を選びたいときは寝かしつけ絵本の選び方を参考にしてください。
よくある質問
同じページばかり見たがります。飛ばして読むべきですか?
同じページに戻ることがあっても大丈夫です。気に入った絵や音に何度も触れる時間として、一緒に見てから次へ進みます。
乗りもの絵本だと興奮して寝る前に向かないですか?
反応が強く出る本もあります。寝る前は一冊だけにする、短いページで終えるなど、家庭で落ち着きやすい長さを探します。夜の読み聞かせ全体の考え方は、上の寝かしつけ絵本の記事も参考にしてください。