生後8ヶ月ごろになると、おすわりやハイハイで行ける場所が増え、絵本をじっと最後まで聞くより、触る、めくる、気になる絵を指でたたくことが多くなります。
この時期の読み聞かせは、座って聞かせる練習ではありません。赤ちゃんが見つけたページに、大人が短く言葉を添える時間として考えると、親子ともに続けやすくなります。
ページを飛ばしても、本を閉じても大丈夫です。生後8ヶ月の絵本は、声・絵・ページをめくる感触を一緒に楽しむところから始めます。
生後8ヶ月は、動きながら絵本に触れる時期
ハイハイやつかまり立ちが始まるころは、赤ちゃんの関心が次々に移りやすくなります。読み聞かせの途中で立ち上がろうとしたり、本を持って移動したりしても、興味がないと決めつけなくて構いません。
1ページだけ開く、好きな絵を見つける、同じ音をくり返し聞く。短い反応の積み重ねも、親子で同じものを見る時間になります。
この月齢の発達や安全に遊ぶ環境は、生後8ヶ月の発達・遊び方まとめで確認できます。
8ヶ月ごろの絵本選びで見たい3つのこと
絵が見つけやすく、1ページで楽しめる
色や形がはっきりしていて、見開きを一度に全部理解しなくても楽しめる本は、この時期の親子時間に取り入れやすいです。赤ちゃんが見つめた絵を『赤いりんごだね』『鳥がいるね』と短く言うだけで十分です。
言葉や音に、くり返しがある
擬音や短いくり返しがある本は、本文どおりに読まなくても、同じ音を何度か楽しめます。赤ちゃんが声を出したら、その音をまねして返すのも読み聞かせの一部です。
今の興味に合う題材がある
動物、食べ物、乗りもの、顔など、赤ちゃんが日常で気にしているものが出てくると、ページに戻りやすくなります。年齢表示だけで選び切らず、何度も見たがる絵があるかを目安にしましょう。
読み聞かせを続けやすくする、短い関わり方
- ページをたたいたら:「ここが気になったね」と、見ている場所を言葉にする
- すぐめくりたがったら:止めずに「次のページだね」と一緒に進む
- 本を閉じたら:そこで終えても大丈夫。機嫌のよい別の時間にまた開く
- 口に入れようとしたら:無理に引っ張らず、安全に配慮しながら本を替える・読む時間を短くする
読み聞かせは毎回きれいに終わらなくて大丈夫です。赤ちゃんが触りたい気持ちを受け止めながら、保護者が無理なく続けられる長さにします。
8ヶ月ごろに、絵の変化を一緒に楽しみやすい本
『もこ もこもこ』
言葉の意味を説明するより、ページをめくったときの形や音の変化を一緒に味わいやすい絵本です。赤ちゃんが同じページに反応するなら、そこだけ何度見ても構いません。
書誌情報と、親子での楽しみ方は『もこ もこもこ』の紹介ページにまとめています。
0歳の絵本選びを、月齢の流れで見る
8ヶ月だけの正解を探すより、赤ちゃんの反応が変わるたびに本を足していく方が、家庭では続けやすいことがあります。短い絵本、音を楽しむ本、身近なものが出てくる本を行き来してみましょう。
- 0歳におすすめの絵本まとめ:8ヶ月以外の0歳向け絵本もまとめて探したいときに。
- 絵本の読み聞かせ効果とコツ:途中で閉じる、動き回るときの読み方も知りたいときに。
- 生後8ヶ月の発達・遊び方まとめ:絵本以外の遊びや、月齢に合う環境づくりを見たいときに。
よくある質問
生後8ヶ月で、最後まで読めないのは普通ですか?
最後まで読めない日があっても珍しいことではありません。ページをめくる、絵を触る、親の声に反応するなど、その日の関わり方を一つ楽しめれば十分です。
ボードブックでないと危ないですか?
本の種類より、保護者がそばで見守り、破れやすいページや口に入れたときの状態に気を配ることが大切です。赤ちゃんの触り方が強い日は、丈夫な本に替える、短時間だけ開くなど、家庭で扱いやすい方法を選びます。
参考情報:文部科学省「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」、厚生労働省「子どもの発達」資料
絵本の前後に、はいはい前後の遊びも整える
絵本だけで長く座る必要はありません。動きたい時間のあとに短く絵本を開く流れを作りたいときは、生後8ヶ月の家遊びを安全に楽しむ室内の関わり方で室内遊びと安全な場所づくりを確認してください。
動き回る8ヶ月ごろは、最後まで読めなくても大丈夫
ページをめくる、閉じる、指で触る、途中で別の遊びへ行くことも、この時期の絵本との関わりです。一冊を読み切ることより、止まったページで絵を一つ言葉にして終えると、親子のやりとりとして続けやすくなります。
体を動かす日の環境や遊びも合わせて見たいときは生後8ヶ月の発達・遊び方へ。反応が少ない日も無理なく続けるヒントは赤ちゃんが絵本に反応しないときの読み方で確認できます。
生後8ヶ月の絵本は「見る・触る・動く」で選ぶ
生後8ヶ月ごろは、絵本を最後まで聞くことより、見る・触る・ページをめくろうとする体験を入口にすると家庭で続けやすくなります。
絵が大きく、厚紙でめくりやすい本は、短時間の読み聞かせや親子のやりとりに向いています。音のくり返しや、身近なものが出てくる本なら、指差しや声のまねにもつなげやすいです。
1ページで視線が止まったら、絵の名前を一語だけ伝えます。手を伸ばしたら触る時間を作り、体が動いたら本を閉じて遊びへ移るという判断も大切です。
選んだ本への反応が薄い日も、月齢だけで合わないと決めず、疲れ・空腹・周囲の音を確認します。数日後に同じ本を試して反応の違いを見ます。
月齢は本を選ぶ目安であり、読める量や反応を固定する基準ではありません。家庭の反応に合わせて短く調整します。
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反応が小さいときの観察軸 かじる・破るときの安全確認 もこ もこもこを短い音で楽しむ
参考情報:宮崎県の0〜2歳向け読み聞かせ案内