2歳ごろになると、赤、青、丸、四角のような言葉を、絵本の中でも日常でも見つけることが増えてきます。色の絵本を選ぶときに大切なのは、早く言えるようにすることより、子どもが見つけたものを一緒に楽しめることです。
色の名前をまだ言わなくても、指さす、同じページを何度も見る、好きな色の前で止まる。そんな反応があれば、その本は親子の会話を始めるきっかけになります。
2歳の色の絵本は、正解を当てる本にしなくて大丈夫
『これは何色?』と毎回たずねると、子どもによっては絵本の時間が小さなテストのように感じられることがあります。まずは大人が見えたことを短く言葉にするだけで十分です。
たとえば、赤い丸を見つけたら『赤があったね』、青いバスが出てきたら『青いバス、来たね』。子どもが答えなくても、見たものと言葉がゆるやかにつながります。
色の名前を言えないことだけで、発達を判断する必要はありません。絵本では、子どもが見たものや興味を向けた場面を一緒に楽しむことを優先しましょう。
選ぶときは、子どもの『好き』から入る
2歳向けの絵本を紹介する競合ページには、興味のある題材や、短く覚えやすい言葉の本を選ぶ視点が多く見られます。色をテーマにする場合も、色だけを教える本に限る必要はありません。乗りもの、動物、食べ物、形など、子どもが好きな題材と色が一緒に出てくる本のほうが、ページを開きやすいことがあります。
こんな様子なら、色の絵本が入りやすいかもしれません
- 散歩中に看板や車の色を見て立ち止まる
- クレヨンや積み木を何度も並べ替える
- 同じ乗りもの、動物、食べ物のページを見たがる
- 『あか』『きいろ』のような言葉や音をまねする
どれか一つでも当てはまれば十分です。反応が薄い日は、別の絵本を選んでも、途中で終えてもかまいません。
親子で読むときの、短い声かけ
色のページは、問いかけを増やすより、子どもの視線に合わせて一言添えると続けやすくなります。
- 指さしたとき:『見つけたね。きれいだね』
- 同じ色を見直すとき:『さっきの赤、ここにもあるね』
- 次のページを待つとき:『次はどんな色かな』
- 答えが違うとき:『そう見えたんだね』
色を正しく言い直すより、子どもの発見を受け止めてから、大人の言葉を一つ足すくらいが自然です。『青かな。空みたいな色だね』のように、会話が少し広がれば十分です。
色と形を一緒に楽しめる2冊
『6つの色』
赤・青・黄から色の広がりを楽しむ一冊です。戸田デザインの公式情報では、44ページ、対象年齢の目安は3歳くらいからとされています。2歳で読むなら、色の名前を覚えさせる目的より、ヘビの動きやページの変化を一緒に眺めるところから始めると入りやすいでしょう。
作品の書誌情報や、2歳ごろの読み方は『6つの色』の紹介ページで詳しく紹介しています。
『まるさんかくぞう』
鮮やかな色と、まる・さんかく・しかくの形、短い言葉のリズムを楽しみやすい絵本です。文溪堂の公式情報でも、色と形、言葉の絵本として紹介されています。色の言葉より、ページをめくったときの『あれ?』や、形を見つける面白さを共有する読み方が合います。
指さしや形のことばを楽しむヒントは、『まるさんかくぞう』の紹介ページにまとめています。
次に見ると、絵本選びが整理しやすいページ
- 2歳におすすめの絵本まとめ:色以外にも、2歳の興味に合う本を探したいときに。
- 絵本の読み聞かせ効果とコツ:質問しすぎず、家庭で読み聞かせを続けるコツを知りたいときに。
- 1〜2歳の言葉の発達が気になるときに:言葉の数だけでなく、指さしややりとりも含めて見たいときに。